日本共産党いなぎ演説会 佐久間さん応援スピーチ

5月27日の日本共産党いなぎ演説会での佐久間むつみさんの応援スピーチ。野党共闘、都政・都議会改革についてご自身の経験も込めて訴えていただきました。本当にありがとうございます。


 みなさんこんにちは。はじめまして。
 ふた昔前の都議会議員ということで、稲城のみなさんにもちょっとは覚えていただいているかもしれません。その時には今のような野党共闘ということではありませんでした。社会党と共産党というのは勢力争いといいますか、そういうような状況で、いろんなことをやっていたと思います。

 都議になったときは、消費税反対の国民運動がおき、土井たかこさん頑張っていたので。市民の大きな消費税反対のうねり、市民が政治を変えたいといううねりの中で都議選がたたかわれた。まさに、都議会の選挙が、国政に影響を及ぼしたと思いました。

 ちょうど今、菅原さんが都議選に国政の問題が私たちの一番心配な問題だと思います。先ほど築地の南京玉すだれもありましたけれど、築地の市場の問題も都政の大きな課題ではありますけれども、今、菅原さんが勇気を奮って、この都議会議員選挙に臨まれているっていう一番奥の中には、今のこういう国政に対する大きな怒り、市民のみなさんの気持ちを受けたその願いは何としても都議会でも実現していきたいという、そういう気持ちで出られてたと思っていますし、大変菅原さんのすばらしい勇気に感謝をしたいと思いますし、健闘をたたえたいと思います。

 市民が怒りをもった時に、国政あるいは身近な支持を変えていくということが、できるわけなので、声をみんなが上げないといけないと思いますし、衆院選に通じる中で、野党共闘はしていかなければ、本当にもう、ならない状況に来ていると思います。

 多摩市でも戦争のない多摩市民連合を作っていますけれども、そういう声にこたえて、350人くらいの方が賛同している状況です。まだまだ、この政治状況、自公の強い中で、維新がしっぽをふっているその状況の中で、大多数の中で、くやしい思いをたくさんしてまいりました。

 特定秘密保護法の強行採決、安全保障関連法といわれましたけれど、そのような名前でなく、自衛隊を戦争にかりだすための戦争法に対して、私たちは怒りをあげてまいりたい。共謀罪法案ですよね。この法案によって、衆院を通過してしまったけれども、もっともっと強い反対をして、共謀罪を廃案に追い込まなけれなば、大変なことになると思います。せっかく守り続けてまいりました、戦後70年の平和憲法ですね、風前の灯といってもいい状況にあると思います。

 私たちが生きている時代、私もあと10年くらいは生きられるかなあと思いまけれども、10年のうちに、どんなに政治が変わるか、そのあと、子どもや孫たちの世代がどのように変わっていくか、しっかり、見極めながら、政治にしっかりNOをつきついていくということが必要だと思います。

 都政における小池都知事の動きは微妙でございます。彼女の狙いは何か、あの人はいつも父親からもトップをめざせと言われたとおっしゃっていましたけれども、トップというのは、国のトップを狙うということではないかと思います。いろんな情勢をにらみながら、計算しながら、どうしたら自分に一番有利かというようなことで、考えていると思います。ですから、豊洲移転についても、はっきりした反対の声はあげておりません。

 私たちも豊洲移転は反対してまりしました。あんなところに、市場を置くべきではないということで、反対してまいりましたけれども、築地にしっかりと作り直していくというようなことをすれば、本当に世界遺産にもなりそうな日本の伝統的な市場を守ることもできますし、働く人たちにとっては築地が一番だという風に思っておりますので、ぜひ、その意味でも、菅原さんに頑張っていただきたいなと心から思っております。

 都政の改革も本当に必要です。私も都議会に身を置いているときに、何て都議かというところは、嫌なところだろうかと思っていました。市政に戻る機会がありまして、市議会議員として、身近な市民の皆さんの声をききながら、発言がおおらかにできる議会制度、やっぱり、都議会にもぜひぜひ、作ってもらいたいなあと思っています。大きな国の10分の1の予算をもっている都政ですから、重要な役割があると思います。どうか菅原さんがんばって都議会に席を置いてくださるように心からお願いしたいと思います。私も小さな力ではございますけれども、応援してまいりたいと思っております。

 みなさん、どうぞ、菅原しげみを当選させるために頑張りぬきましょう。よろしくお願いいたします。

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